
こんにちは NFTクリエイターであり、個人クリエイター様 を応援する ふくぶんです
前回は thrdwebで何ができるのか、でしたが今回は遂に 作成方法に関してです
ワクワクしますね~ お楽しみに!
※ふくぶんがネットで調べた知識を元に作成しています。間違っている所があったらごめんなさい
その時はやさしく TwitterのDMで教えてもらえると嬉しいです
↓↓前回の記事↓↓
作る前の基礎知識 ~ジェネラティブ= Mintサイト?~

そういえば良く耳にするジェネラティブ のプロジェクトっていうのがMintサイトのことなの

ちょっと違うわね。
■ジェネラティブアート → イラストを作る手法
■Mintサイト → 売る方法
ジェネラティブアートっていうのはコンピュータを使ってアルゴリズムや数学的手法から ランダムに生成されたアートの事を指すの。
パーツを準備して 一度に千枚とか一万枚 作っちゃえる仕組みの事ね。
Mintサイトは一度にたくさんの作品をアップロードできるから、ジェネラティブとはとっても相性がいいの。
ジェネラティブのプロジェクトっていうのはほとんどが ジェネラティブアートを Mintサイトで売るような形を取っているわ。
Mintサイトは手動で一枚ずつ作った作品でも使えるから 決して絶対に Mintサイト = ジェネラティブってわけでは無いのよ。
中にはジェネラティブで作られたイラストを Openseaに手でアップロードするクリエイターさんもいるわ。

そんなたくさん あるジェネラティブを手動でアップロードするの?なんで?

今まで Mintサイトを作るためには コードを書いて サイトの仕組みを構築する必要があったの
それに対して、ジェネラティブ自体は 前から 結構簡単に作れるツールがあったから、 個人クリエイターさんでも作品ジェネラティブツールで作るのはハードルがそこまでなかったの
でもMintサイトは エンジニアさんがいないと 難しかった・・・
だから個人クリエイターさんが簡単に手を出せなかったのね。
今回のthirdwebはエンジニアさんじゃなくても 簡単にMintサイトを作れるようになった、それがとっても画期的なのよ♪
はい、ちょうちゃんの言う通り 良く混同されがちですが ジェネラティブ=Mintサイト という訳では無く、ジェネラティブもMintサイトもどちらも手法の事を指します
一般的なジェネラティブプロジェクトはほとんどが Mintサイトを使うため 一緒の意味と思われることがあるんですね
個人クリエイターさんが簡単に Mintサイトを使えるようになる・・・
今までできなかった事ができるようになるって ワクワクしますよね
では、早速次から作り方に移ります
なお、作り方に特化するため ERC-721とかスマートコントラクトは何ぞやとか そういった 難しい用語はバッサリカットします
作品の準備
まずはNFTにする作品が必要です。
ある意味ここが一番大変かも・・・
【イラストの準備】
作品は同じサイズで作成されたpngがjpeg の画像ファイルです
ジェネラティブツールで作成してもいいですし、手作業で作っても構いません
今回アップロードする枚数分の画像を作ったら 一つのフォルダ(フォルダ名は何でもOK)にまとめます
その際に名前は数値で 連番にします。0から始めてもいいし 1からでも構いません
ここで付けた名前順に アップロードされます。
その際 そのままの順番にすることもできますし、アップロード時にシャッフルさせることもできます

【作品情報データの準備】
次にNFTの情報になるCSVファイルを作成します
Excelでもいいし、無い人はGoogleスプレッドなら無料でできます
ここではスプレッドで説明しますね~
ここでスプレッドに入力する内容が NFTの情報として反映します
1列目が 項目、2列目以降が データです
なお、この順番は イラストで付けた連番の順番通りに 設定されます
例) イラスト 01.jpnに対し 2列目のデータ
02.jpgに対し 3列目のデータ
03.jpgに対し 4列目のデータ
※後からアップロード時シャッフルする場合もちゃんとフォルダの中身の順番とCSVのデータが紐づいて 反映してくれるのでご安心ください

a. name
NFTの名前です。日本語でもOK!
ジェネラティブの場合は #001 #002といったナンバーにすることもあります
ふくぶんは全て名前つけました~
b.description
NFTの説明文です。日本語OK! 改行は1回だと上手く反映しないので2回すると上手く行きます
全部同じ内容にしてもいいし、作品ごとに変えてもOKです
ふくぶんは今回は願い事毎に変えています
c.Properties
NFTのPropertiesです。日本語でもOK
※C列以降は Propertiesエリアです。項目は複数設定可能で 以降 D列 E列・・・と続きます
Propertiessとは 背景色・ボディ・髪型といった そのイラストの属性を登録する部分です
ジェネラティブプロジェクトなどだと、この割合が少ない パーツがいわゆる「レア」と言われます
なお、ここは設定しないことも可能です。
その場合は C列以降は空白にしておきましょ~
CSVにしてダウンロード
CSV形式でダウンロードし、画像と同じフォルダに格納します
これで、作品の準備は完了です

thirdweb 登録~コントラクト設定~デプロイ
【下記URLより thirdwebのサイトを開く】


【ウォレットを接続する】



【Contract作成】
ウォレット接続後、下記画面になります。次に Contractを作成します
ここで作るContractがあなたの独自コントラクトとなります
これだけで作れるんですよ~、すごいですね!
色々な 作り方があるのですが、今回は NFT Dropを使用します。他のものに関しては割愛しますね。

【Contract設定】
いよいよ あなたのContract設定です。ここで設定した内容がいわゆる NFTのコレクションに当たります。Openseaのコレクションの各項目を設定すると考えてください
※Contract = コレクション と考えてほぼ間違いないと思います(違ったらごめんなさい)
※コレクションの バナーやアイコン画像、文言などは後からも変更可能です

a.Image(画像青枠)
あなたのコレクションの顔にあたる部分です。Mintサイトの 画像にも適用されます
なお、コレクションのアイコンもデフォルトはこちらの画像となります
b.Name(画像赤枠)
コレクションの名前になります
Mintサイトのタイトルにもなります
c.Symbol
あなたのコレクションのシンボルとのこと。・・・ぶっちゃけよくわかりません???
頭文字取った アルファベットとかでいいそうです
d.Description(画像緑枠)
コレクションの説明文です
Mintサイトの説明文にもなります
e. Primary Sales Reciptent Address
一次販売売上を受け取るアドレスです
デフォルトで自分のアドレスが入ります
通常はそのままでOK
f. Royalities Reciptent Address
二次流通以降のロイヤリティを受け取るアドレスです
デフォルトで自分のアドレスが入ります
通常はそのままでOK
g. Percentage
二次流通以降のロイヤリティのパーセンテージです
お好きな割合をどうぞ(無難に10%くらいがいいと思います・・・)
h. Network/Chain
Ethereum(ETH)やPolygon(Matic)などです
テストネットでも選択可能なので、最初はそちらでテストしてもいいかもです
とはいえPolygonで作ったら大して掛からないので そっちでもいいかと思います
i.Deploy Now
全て 入力が終わったら デプロイします
え、これだけ?と思うでしょ! そうです、これであなたの独自コントラクトが作成されました
ぜひ「俺、独コンデプロイしたぜ~」ってドヤってみましょうw
⑤メタマスク 承認
おっと忘れてました メタマスク承認 が終わって初めて デプロイでした
MaticのGAS代は0.026MATIC 安いですね~
ちなみにGAS代は この後、NFTのアップロードとClaim 時にも掛かります
また登録後の各種変更や削除の時も GAS代が掛かるので特にETHでされる方はご注意ください

NFTアップロード
デプロイすることで、まず 箱 =Contract = コレクション ができました
次は箱の中身にNFTをアップロードして詰め込みます
下記画面に遷移するので NFTsをクリックします

【NFTのアップロード】
見ての通り、現在は何もない状態ですね
Single Uploadは一つずつ手動でアップロードする方法です。今回は割愛します
それではまず、Batch Uploadをクリックします

Upload your NFTsに 先ほど作ったフォルダをドラッグ&ドロップします
ちなみに、CSVファイルのテンプレートは ここからダウンロードもできます
ダウンロードするほどのものでも無いですが・・・
やり方忘れたり 迷った時には便利です

NFTデータがアップロードされました
Token IDはフォルダにある画像データの名前順に 0から付けられます
こちらは要するに Mint順になります 0から順番に Mintされる、というわけですね
画像と Name、Description、Propetiesなどに間違いが無いかざっとチェックします
全部チェックするのは大変なんで ふくぶんは ランダムに5個くらい確認にしてOKなら Goしています
もし、ずれていたら CSVファイルと 作品画像の番号をお確かめください
なお、残念ながらUnlockable Contentは設定できないようです

一番下までスクロールして Nextをクリックします

いよいよアップロードです
Reveal upon mint は Mint後即時 Revela(つまりすぐ作品が見れる)
Delayed Reveal は 任意のタイミングで Revela可能
最初は 他の画像を表示しておいて、後から 中身を表示できる機能です
例えば 卵のイラストにしておいて 〇/〇日に一斉リビール 産まれます!とか
プレゼントの箱にしておいて 12/24 に サンタからプレゼントが届きます
とかも可能です。こちらは予約はできず手動でする形です(だったはず)
今回は Reveal upon mint で進めますが、興味ある方は ぜひ試してみて下さい

その下のチェックボックスにチェックを入れると、先ほどのNFTがシャッフルされます
もちろん、設定した内容はそのままで、Mint順のみシャッフルされます
これにより、ランダム制が出るため、レア有のMintサイトができちゃうわけです!
もちろん、シャッフルせず 順番通りでアップロードしても全然問題ありません
設定が終わったら Upload 〇〇 NFTsをクリックします
あ、ここの〇〇には フォルダに準備した画像数が入ります
ずれていたら何かエラーがあるかもです

こちらのバーが 右端にいくまで待ちます

例のごとく、メタマスクを承認します
今回は 0.008239Maticでした
成功すると 画面が遷移し、アップロードされたNFTが表示されます
シャッフルされているのが分かると思います。レアも出てますね~
※ こちらはテスト用にアップロードしているので現在開催中のFreeMintと順番は異なります

以上で NFTのアップロードは終了です
ここで勘違いしがちなのですが、現在は 箱の中でプワプワと浮いている状態です
どういうことかというと、実はまだ Mintはされておらず ブロックチェーンにも刻まれていません
こちらを MintサイトでMintしてもらうことで初めて NFTとしてこの世に生まれ、ブロックチェーンに刻まれることになるわけです
ここで 気が付いた人もいるかもですが、これを全て自分で Mintすることで、Openseaに手作業でMintする必要は無くなります
大量の作品をMintしたいけど Opensea登録が大変、と思っている人は、そういった使い方もできますので、ぜひ色々と試してみてください(もちろんListは手動で必要です)
ただし、こちらでMintしたNFTは 後からEditで内容を変更することはできませんのでご注意ください
MintサイトのClaim(クレーム)
次は Claim つまり Mint開始日の設定です。Claimは日時の予約設定が可能です
日時の他には、価格の設定や 最大Mint数の設定、販売数量の設定などもできます
また、ClaimはPhase(フェイズ)毎の設定も可能です
最初にPhaseを一つ設定して終わり、でもいいですし、最初のPhaseは ホワイトリスト所持者のみ 値下げして先行販売、次のPhaseは一週間後に価格を上げてパブリックセール といった事も可能です
こんな事も簡単にできちゃうんですね~、すごい!
ちなみにこれが終わったら もう 完成したも同然です。あと少し、がんばりましょ~

【Claim設定】

a.Mint開始日
そのPhaseにおける Mint開始日を設定します
デフォルトは現在日時になるため変更しなければ 即時となります
b.販売数
そのPhaseにおける販売数 = Mint可能数です
第一Phaseは 50個まで、第二Phaseは 100個 のような設定が可能です
デフォルトはUnlimited つまり、制限無しです
c.販売価格
販売価格です。0にしたらFreeMint(Gas代のみで購入可能)となります
d.使用通貨
販売時の通貨です。基本 MaticならMatic、ETHならETHで変える必要は無いかと思います
e.ホワイトリスト設定
Any Walletにすると 誰でも Mint可能です
Only Specific Wallets にするとホワイトリスト(登録したウォレットアドレスのみMint可能となる)が設定できます。こちらは後述します
f.一度にできるMint数
一回につき何個までMintできるかの設定です
デフォルトはUnlimited、制限無しです。販売時に制限を掛けたり、全プレや特典の場合は 1とかにするのがいいかと思います。
g.ウォレット毎の制限
ここをUnlimitedにすると、そのPhaseにおいて そのウォレットは1回のみMint可能となります
ここは良く分からないので、制限無しなら0、1回だけなら Unlimitedにしましょう
h.Phaseの追加
Phaseを追加します。クリックすると同じものが下に追加されます
i.Claim実行
ここをクリックするとメタマスクが立ち上がり、Claimが実行されます
j.Phase削除
ここをクリックするとPhaseが削除されます。なお、Claim実行を押すまでは 削除はされません
なお、ホワイトリストを設定しないなら ここでClaim設定は終了です
【ホワイトリスト設定】
e.ホワイトリスト設定でOnly Specific Walletsにすると、ホワイトリストとの設定ができます

上記Only Specific Walletsをクリックすると、こちらが開きます

Download an example CSVから フォーマットがダウンロードできます
まあ、ダウンロードする必要もない位 簡単なフォーマットなのですが・・・

こちらがホワイトリストとなります。Googleスプレッドで作成するのがいいと思います
A1セルにaddressと入力、A2セル以下にホワイトリストに登録する ウォレットアドレスを入れます
確認の為、自分のアドレスも登録しとくといいですよ~
先ほどと同様CSV形式でダウンロードします。
名前は何でもOKです

先ほどダウンロードしたCSVファイルを ドラッグ&ドロップします

ざっくり確認したら NEXTをクリックします

Only Specific wallets になっている事、件数があっていることを確認したのち、Save Claim Phasesをクリックします
メタマスクが立ち上がるので承認します今度は 0.006207Maticでした

以上で Claim終了、あとはMintサイトのアドレスを取得するだけです
もうすぐ終わりですよ~
MintサイトのURLの取得
いよいよ、あなたのMintサイトを確認します
特に サーバー持ってなくても URLが発行されているので安心ですね♪

Embedをクリックします

もし、ブログなどをされていて サイトに埋め込む場合は 下の Copy to Clipboard からコピーします
特に サイトをお持ちで無い方は 上部のMintサイトURLをコピーします
なお、その際は 下記のように ” の直前までドラッグしてコピーしてください


コピーしたURLをブラウザに貼ると あなたのMintサイトが見れます
こちらのURLをTwitterなどに貼って誘導することも可能です
(ただし、Twitterカードはありません)
いかがでしたでしょうか
文章にすると長いですが作品さえあれば 慣れたら10分以内で作成できます
Maticの場合 掛かった 費用は 合計 0.0406 MATIC 日本円で 約5円でした
ETHの場合は 恐らく数千円 掛かります
訂正変更のたびにGAS代掛かるので、まずはPolygon でなれるのをお勧めします
できるだけ色々なチャレンジができるように 書いたつもりです
ぜひ、たくさんのアイデアを出して 楽しんでくださいね~
それでは良い NFTライフを送ってください ♪

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